旧体系
A.製本のみ請負の場合:材料費+一部利益(販売価格の15%×製造部数)+作業スペース料(条件による)B.小道具スタッフとしての登用に加え、その公演での製本も請負う場合:材料費+一部利益(販売価格の20%×売上部数)
新体系
小道具スタッフ登用の有無にかかわらず、材料費+一部利益(販売価格の15%×製造部数)+作業スペース料(条件による)一回で発注可能な上限部数:50部
何が変わったのかというと、要するにBの条件がなくなります。
面白い作品でなければ上演台本を買ってまで読もうとは思わない。それは全くその通りで、実際に終演後物販での上演台本の売れ行きと芝居のクオリティは面白いほど比例関係にあります。
小道具スタッフとしてその現場についている=その売れ行きの如何に自ら影響を及ぼしているのだから、売り上げた分だけ還元してくれればそれでいい、という考え方で今までやって来ましたし、それは今後も変わらないのですが、「今回はスタッフとして呼ばれなかったけど前回の台本も販売したい」というようなケースにおいて、従来の料金体系では計算がおそろしく煩雑になってしまっておりました。
今後は、たとえば30部作ったら、30部完売しようと1部しか売れなかろうと、同じ料金をいただく形となります。ただし、Bのケースでも「販売価格の15%」となるので、30部完売した場合には旧体系より劇団側の利益は増える計算になります。
また、これまで明文化していませんでしたが、すべて手作業での製本となるため製造部数の上限を設けさせていただきました。
何卒ご理解のほどお願い申し上げます。