きっかけは、名刺を切らしている状態が長らく続いていたことでした。
名刺を切らしても実はそれほど不便は感じないのですよね、最近は特に。連絡先なら携帯ひとつで簡単に交換できてしまうし、ついにはLINEの普及で電話番号もメールアドレスも知らない相手と連絡を取りあうことさえ可能になった。
それでも、この仕事していて名刺をもらう機会は相変わらず多いです。連絡先なら人づてに聞いても手に入るけれど、名刺は会わなきゃ渡せない。「実体をともなった紙」の質感は、単なる個人情報である以上に贈答品の一種として、もらった相手の実像とともに記憶に刻まれます。ましてや私たちは小道具製作を主とする集団、「実体をともなうもの」に拘らずしてどうするのか、やはり名刺は必要だ、作ろう、となった時にハタと気付きました。Nichecraftに、これといったロゴが存在していなかったことに。
ジョナサンズや牡丹茶房など他団体のロゴデザインを製作した実績はあるのに、自団体のロゴがない。これはちょっと、どうなのだろう。そう考えた私たちは即行動に移り、4つのデザイン案を生み出しました。しかしどうにも決めきれない。そこで皆様のご意見を賜りたいのです。
題して、「Nichecraftロゴデザイン・自給自足コンペ」。
最も得票数の多かったロゴが、今後のNichecraftを象徴する顔になります。
余談ですが、2008年に辻本が一人でその屋号を名乗ることから始まったNichecraftは、来年で10周年を迎えます。だったらいっそ10周年記念イベント的なものにすればキリがよかったのかもしれませんが、「このタイミングで気づいてしまった」、「10周年まで待ちきれなかった」、などが偽らざる本音といったところです。
受付期間は9/1〜9/7の1週間です。
投票は以下のURLからフォームに飛んでいただき、いいなと思ったロゴの番号を選択し、送信するだけ。どなたでも簡単に、最短3秒で投票できます。
うかつにも9年間ロゴを持たなかった団体に、あなたの3秒間をお貸しください。
9/8 追記
投票総数91票のうち、得票数47票で新しいロゴは下記のものに決定しました。
今後もNichecraftをよろしくお願いいたします。