しあわせ学級崩壊の劇団員による、モノローグ短編集の第一弾。発表の場を日常に近い場に移し、テキストは、近代日本作家による短編小説と外部劇作家の戯曲から構成する。同じ楽曲を元に異なる作品を立ち上げ、劇団の新機軸を打ち出す。 …

Read more しあわせ学級崩壊「文学を、聴く。」

第2回 新潟劇王予選Bブロック参加作品

女は着飾ることを愛していた。 誰よりも綺麗な、誰かのかけがえのないモノになりたい、 そんな建前で自分の心を飾り立てていた。 最も美しい本音を、ひた隠しにして。 これは、偽ることをやめた女が、 人とは異なるモノへと成れ果て…

Read more 牡丹茶房「衣人館」

女は食べ続けていた。 蔑まれ、騙され、嘲笑われても、 返す言葉を飲み下すように女は食べ続けた。 消費するだけの自分が、いつか誰かの糧となることを祈りながら。 これは、食い物にされ続けた女が、 理想の園を見つけ出すまでの物…

Read more 牡丹茶房「食物園」

空でなにが飛んでいようが、関係なかった。 踊っていれば、夜が明けた。 今日も、お米を炊いた。お米を炊いたら、地面が揺れた。 「地面なんて揺れないと思っていた。」 生まれたときには、隕石は落ちていた。 4人の子供たちは、約…

Read more 演劇ユニットタイダン「さよなら、ファッキンブループラネット。」